季節がゆっくり変わる頃、愛犬のごはんにもやさしいぬくもりを。
立冬を迎え、本土では冬支度が始まる頃。沖縄はまだ暖かいとはいえ、朝晩の風に少しずつ冬の気配を感じますね。
中医学では、この立冬から立春までの約3ヶ月を「冬」と捉えます。
この時期は「陽気」、つまり体を温めるエネルギーが少なくなり、「陰気」が強まる季節。
自然界の動物たちが冬眠の準備を始めるように、私たち人間も、そして愛犬たちも、体内のエネルギーを蓄えて寒さに備える必要があるんです。
特に犬は人間よりも地面に近い位置で生活しているため、地面から立ち上る冷えの影響を受けやすい動物。
見た目は元気そうでも、体の内側では季節の変化にしっかり反応しています。
食欲が少し増したり、散歩の時間が短くなったりするのは、本能的に冬モードに切り替わっているサインかもしれません。
だからこそ、立冬を過ぎたこの時期は、体を温め、エネルギーを補う食材を意識的に取り入れてあげることが大切です。
カボチャは消化器系を補強し、食べ物から作るエネルギーを増やしてくれます。
さらに、乾燥し始めるこの時期に肺を潤し、咳が出やすい子や気管支が弱い子の呼吸を楽にする働きも。
腸の動きもスムーズにして、便秘気味の子のデトックスもサポートします。
つまりカボチャは、愛犬の体を温めながら、消化・呼吸・排泄を優しく整えてくれる、立冬の時期にぴったりの食材なのです。
季節が変わるたび、愛犬の体もそっと変化しています。
カボチャのぬくもりで、やさしい冬じたくを始めてみませんか。


週刊かふう2025.11.14号に掲載